張子とは和紙を貼り重ねて作った物を言います。
軽く丈夫な物が出来、大量生産にも向いている事から
各種人形、飾り物、器物等多くの物が作られていました。
中でも達磨、首振りの虎に代表される様に、縁起物や子供向けの玩具が各地で作られ
廃棄物であった古紙を材料にする、と言う廃物利用の産業でもあった為
多くは都市部の地場産業や、都市近郊農家の副業として発展していました。

技法は幾つかありますが、大雑把に言えば

 @型の上に糊で湿らせた和紙を何枚も貼り重ねる
 Aそれを乾燥させた後に、刃物で切込みを入れて割り、中の型を取り出す
 B切込みを貼り合わせ、中が空洞の紙の生地を作る
 C胡粉を何回も塗って丈夫にすると共に、彩色の下地を作る  
 Dそれに彩色をする        
(胡粉:貝を焼いて粉末にした、白い塗料)

と言う方法で作成します。    ←(詳細は張子が出来るまでを御覧下さい)
とても手間が掛かる技法ですので、現代ではかなり衰退している分野でもあります。

現在、幾つかのメーカーが張子人形を量産しています。
しかし、それは@の過程を省く為に
ペースト状のパルプを型に流し込んで生地を作ったり
CDの過程を省く為に千代紙等の色和紙を貼って済ましている物が殆どです。

まねき屋では基本的に昔ながらの技法に則って張子を作っています。
特にCの過程を丁寧に繰り返す事によって、
他の張子とは懸け離れた質感と強度を実現しています。
また、艶を抑えたクリアラッカーで仕上げておりますので、
自然な艶と共に「汚れにくい」と言う点も他の張子と異なっています。
それもこれも、まねき屋の張子を末永く皆様に可愛がって頂きたい為です。

どうぞまねき屋の張子を御覧になって下さい。
そして気に入った物がありましたら是非お手元で末永く可愛がってやって下さい。